須坂市は、江戸時代に須坂藩主堀氏の館町として、また大笹街道と谷街道の交差する場として、数々の商取引きが行なわれました。その後明治から昭和にかけて製糸業で隆盛を極めました。市街地に現存する蔵は明治から昭和にかけて建築されたものが多く、蔵を生かした商店、博物館、美術館など当時を偲ぶことができます。また郊外には、素晴らしい大自然の宝庫が見られ、今なお愛され続ける温泉も旅人達を癒してくれます。
蝶の民俗館
所在地 | 〒382-0086 長野県須坂市大字須坂本上町36 |
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お問い合わせ | TEL/FAX:026-248-5164 |
入館料 | 大人300円 小中学生150円 |
開館期間 | 4月~11月の金・土・日・祝祭日 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
蝶の民俗館と鏝絵(こてえ)
蝶と人間のかかわりあいを長年研究してきた今井彰氏が、その研究の成果を自宅の土蔵に展示しています。
竹久夢二の蝶を描いた作品や小林一茶の蝶を詠んだ作品、世界の三大美蝶と河内武雄コレクションなどが展示。 収納されている世界の蝶の標本は、1400種類、約3500匹で、常設展示はその十分の一である。
鏝絵(こてえ)は、漆喰の壁に鏝で漆喰を塗り上げ、レリーフを描くように浮き彫りの模様を描く左官の技術である。江戸時代後期、「伊豆の長八」に始まった鏝絵は、北信濃にもいくつか残っているが、平成11年に開館した「蝶の民俗館」では、土蔵の扉に蝶と花をあしらった“新しい鏝絵”を館長がデザインし、“現代の名工”飯泉詔男氏に製作を依頼した。
“蝶”を展示する、ミニ博物館を象徴するとともに、伝統の復活として、将来に伝えていきたいものである。
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